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生活習慣の是正による治療

睡眠中の体位の工夫

睡眠中の体位の工夫

仰向けで寝ると身体のすべての部分に下向きの重力が加わります。そのため、舌や咽頭の上側の筋肉や軟口蓋は、咽頭の下側と後側の壁にくっつこうとします。この状態では空気の通り道である気道は、狭くなるか完全にふさがってしまいます。したがって、そうならない様に身体を横向きにしたまま寝る様に工夫してみると症状が良くなることがあります。

減量

一部の睡眠時無呼吸症候群の患者様には、減量が有効な治療になることがあります。食事のカロリーを減らし、運動量を増やします。食事では、脂質や糖質を控えましょう。また、間食や飲酒を減らし、規則的な食事を心掛けましょう。しかし、睡眠時無呼吸症候群の患者様では、日中の眠気があるため運動量が減少し、実際には減量が難しいこともあります。体重のコントロールが困難なことも睡眠時無呼吸症候群の症状のひとつと考えられています。

禁煙

喫煙は、血中の酸素を低下させ、咽喉頭部の炎症を起こし、睡眠中の無呼吸に悪影響を与えます。肺ガンの予防など他の健康のためにも禁煙をおすすめします。

飲酒や精神安定剤の服用を控える

就寝前の少量のアルコールでも、いびきや睡眠中の無呼吸を悪化させることがあります。就寝前の少なくとも4時間は飲酒を避けることが必要です。アルコールや睡眠導入薬、抗不安薬、筋弛緩薬などの精神安定剤及び類縁薬剤は、普通の状態より、咽頭の筋肉を緩め、気道の閉塞を引き起こしやすくします。アルコールや精神安定剤は、脳の目覚めを悪くさせるために、身体に危険な長い無呼吸を増加させます。

しかし、こうした薬剤は服用が必要な場合もあります。一方、急に服用を中止することによって、その反動が出現することもありますので、服用を控える場合は、主治医にご相談下さい。